□□□ Voices in a Vacuum □□□



2004年 08月 12日 ( 1 )


seka=chu

読んでしまった。

         片山恭一  世界の中心で愛を叫ぶ

これ、ほんとは立ち読みでやっつけようとか思ってたんだが、妹が買ってきちゃったので
やっぱりまともに読みました。

なんでこの作品がばか売れなのか?
メディアチェンジしまくってもまだ売れ続けるのか?
という疑問は、先日の友人の言葉で解けました。

当たり前のことだけど・・・
いわく、作品を書くとき、ミステリを書こう!というより、10代後半~20代の若者とくに少年を狙おう、などの狙う対象を定めたほうが良いと云う。
なるほど・・・・。
で、SFCの最後の「~のための入門」も、あれは対象を設定する練習でもあったらしい。
かってに趣味に突っ走るんじゃなくね。

それましたが、せかちゅーでは、その狙い撃ちできる人間の層が莫大である。
市場が莫大である、ということみたい。
なぜなら、まず文体が平易なのでだれでもさらさら読める。
2時間あれば読めてしまう。
次に、この小説のテーマが「想い人を失う」なのだが、この経験はきっと誰にでもあると思われるのだ。
別に相手が死んでしまわなくても、片思いだったり、失恋したり、別れたり(同じ?)、というのは結構あることで、このテーマはそのポイントを突いてくるのだろう。
私は物語に感動する、というよりそれを自然に自分に当てはめて考えてしまうタイプなのでそう思うんですが・・・・・でも、とにかくそういうわけで、自然にみんな朔太郎に感情移入できるんだと思う。あ、アキにもする人はいるのかな?

もう一つのテーマで、「想い人と一緒になるならない」というのがあるのですが、
やっぱり、個人的には人は一人だと思う。
いくら友達と一緒にいても、意気投合しても、共感しても、なにをしたって
孤独な部分はなくならないと思う。
これがなくなってしまっても大変だが、しかし、どうやっても一人であるという考えにとらわれたとき、結構悲しかった。
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by girty_haraguchi | 2004-08-12 01:06

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