人気ブログランキング | 話題のタグを見る

□□□ Voices in a Vacuum □□□



「ねじれて戯言」    

一回戦で使ったやつです。拍子をとりながら読んでみた。 
ちなみに、高校のころの詩です。今はこんなの素では書けない。

いうなれば、若気の至り、にほかならぬ。


「ねじれて戯言」

灰青色の地下牢で

実は私の脳の中

てろてろ台詞が流れ出し

無意味な水が循環し

駆けてのたうつ熱帯夜

いつまでいつまでこんな身で

生きろというのか父なる神

いつからいつまでこの体

私であるのかプラトントン

いつの日なるかは分からねど

脱却せねば気が静まらぬ

去る去る月夜

或る月夜

鈴虫死んだ神無月

ベロの粒粒異様に白く

かんだら潰れて痛くて唾液

手元にキラキラ輝くカッター

カッターカッタータカカッター

一体なんの気の迷い

カッター腕を一直線

皮膚を一ミリ 僅か一ミリ

気がふれたかと思いきや

あれあれ再び皮膚を裂く

こぶし握るや血が滲む

即席刺青の出来栄えは

なかなか上等 面白い

痛くないのか阿呆じゃないのか

体傷つけ何考えてる

酷い眼差し・・・・・・・

面白くってやっただけ

面白くってやっただけ

愉快に浮かれてお調子者

後先分からぬ考えなし

ほんとにほんとに馬鹿でした

どうぞ罰してくださいまし その他もろもろ罰してね  

って、懺悔室。


自分の体 五臓六腑は誰のもの

わがものなりと思っていたらまったく間違いとんでもないと

チャイナの諺言うのには体は自分と親のもの

嘘だろ嘘よ

俺の体は俺のもの

取っても足しても俺のもの

中国なんて信じやしません

境界線が嫌いです

そんなに何でも分けるなよ

分けるものはゴミくらい

不燃と可燃は分別を

大人は大きな子供だと

確かに確かにそのとおり

子供若者壮年中年

違いばかりに目を向けて

中身は大して変わりはしない

誰が美人でだれが醜女

誰が美男で誰が醜男

どこから現実どこまで幻

いつまであなたでいつから私

あな憎かりし境界線

こぞって花を植えましょう

真っ赤な真っ赤な石楠花を

咲かせて線を消しましょう

段踏み外したわたくしも

線踏み越えてエリクソン

人生なんて双六で

行きつ戻りつくらくらせども

進むがよろし、微笑んで

先日睫を切りました

夜中に目ん玉ちくちく刺して

死ぬかと思えど寝返って

寝汗も夢も朦朧過ぎて

気持ちがよくって熱帯夜



ではまたいつか

ありがとう
by girty_haraguchi | 2005-11-02 11:54
<< 「極彩色へのとびら」 暇人っぽいことをしてみる。 >>


□忘却予防□

by girty_haraguchi
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31